製作指示書からお客様に提出する納入図面を作成。アイシン産業・機械設計部の仕事とは|社員インタビュー
皆さんこんにちは。「『粉』を操る技術でお役に立ちたい」という気持ちから1972年に創業し、粉に関わるすべてのお客様のために、最適な粉粒体ハンドリング機器・装置・設備を提供しているアイシン産業株式会社の広報担当です。
現在、アイシン産業では一緒に働く仲間を募集しています!
そこで今回は、実際に働いている社員にインタビューを実施。どういった業務を担当しているのか、チーム内の雰囲気やどんな方が向いているのかなどについて話してもらいました。
■航空業界からアイシン産業へ
─早速ですが、自己紹介をお願いします。
S.Yと申します。働き始めてから2年が経ち、現在は機械設計部兼エンジニアリング部に所属しています。
─アイシン産業に入社する以前も、機械設計に携わっていたのですか?
いえ、前職は航空業界で働いていました。グランドハンドリングスタッフと呼ばれる職種で、貨物の搭載や飛行機を滑走路まで誘導したり補助を行ったりしていました。
─そこからどうしてアイシン産業へ転職されたのでしょう?
新型コロナウイルスの流行で前職の業績が傾いてしまい…。国からの支援もなく、生活が厳しくなってしまったので転職を決意しました。
専門的な職種で働きたいと探していたところ、アイシン産業のエンジニアリング部で募集があり、応募をし、ご縁があって働くことになった流れです。
─アイシン産業に入社した後は、ずっと今の仕事を担当されているのですか?
いえ、入社してから技術センターに配属になりました。そこではロータリーバルブや解砕機と言われるものを使用してテストしたり、配管の中に粉などの原料を通して運んでいく「空気輸送」というテストの業務を担当していました。機械設計の業務を担当し始めたのは2023年6月からです。
■現在は図面作成を担当
─現在、具体的にはどういった業務に携わっているのでしょう?
お客様に提出する“納入図面”というものがあるのですが、それをパソコン上で作成するのが仕事です。現在は、一般的なロータリーバルブの図面を主に担当しています。パソコン上で図面を書き、出来上がったものを紙で出図して、自己チェックするまでが主な業務内容です。
─1日の業務の流れは決まっていますか?
いつも大体13時過ぎごろに製作指示書が回ってきます。上司がそれぞれ担当ごとに製作指示書を分けてくださるので、それが回ってきたら納入の日付が早いものから図面を書いていきます。
以前に納入実績のある案件の場合はスムーズに作成できるのですが、初めて経験する案件や特殊な仕様の案件だと、時間をかけて慎重に作業しています。その日に回ってきた製作指示書を、午後と翌日の午前とで図面作成していくのが基本的な1日の流れです。
─実際に機械設計を担当して半年が経ちましたが、業務はいかがですか?
前職での屋外での業務から室内にガラッと環境が変わりましたが、かなり慣れてきました。ただ、図面作成に関しては1からなので覚える言葉がたくさんあります。大変ではありますが充実しています。
─特にやりがいを感じる部分はどこですか?
直接お客様とやり取りをする営業担当の方が製作指示書を作り、それを元に私たちが図面を作っていくのですが、製作指示書から図面を書いていく作業に特にやりがいを感じています。
あとは、自分が書いた機械の図面がお客様のところに納入され、実際にそれを使ってくださっていることにもやりがいを感じます。
■仕事をする上で意識しているのは「図面が届く人たちのことを考えながら書くこと」
─仕事をする上で意識していることはありますか?
自分が図面として書いたものがそのままお客様に納入される図面になりますし、製造や組み立て担当にも図面が届くので、不具合が出ないようにはもちろん「こうしたら作業しやすい」など、気をつけながら書くように意識しています。
あとは、パソコン上で見ているのと実際に印刷して見るのとでは目に入ってくるところも異なり、見落としを発見しやすくなるので、必ず紙に印刷してチェックするようにしています。ペーパーレスには反していますが、細かいところまで見られるようにしていますね。
─これまでの業務の中で大変だと感じた出来事はありますか?
前職と今とではやっている仕事が全く違うので、業務を覚えることが一番大変でした。
最初はテストを担当していたので、機械の概形・外観などは把握していましたが、機械の内部のことまでは理解していなかったので…。機械設計部やエンジニアリング部では、機械の内部構造まで詳しく分かっていないと業務に影響するので、そこを覚えるのには苦労しました。
ただ、技術センターでテストを担当していたことで、一番初めに機械を実際に触ったり見れたり出来たのは自分にとって大きかったです。写真だけではイメージしにくいところもあったので、段階を踏んで機械の理解を深められたのは良かったなと思います。
■真面目で仕事ができる方ばかり。良い意味の“細かさ”がある
─現在一緒に働いているチームの雰囲気はいかがでしょうか?
現在、機械設計のチームは私を含めて6名いますが、コミュニケーションは取りやすい雰囲気だと思います。分からないことがあればすぐに上司に質問もできますし、業務以外にもちょっとした雑談も交わされています。
あとは、皆さん真面目で仕事ができる方ばかりです。そして、業務に対して几帳面であると感じます。
─チームで仕事がやりやすいなと感じる瞬間はありますか?
部内で月に1回ほどミーティングがあり、業務改善について話し合う機会が設けられています。それを定期的に行っているので、業務効率が上がっているように感じています。あるのとないのとでは、仕事のしやすさが全く違うだろうと思いますね。
■標準仕様のロータリーバルブ以外の図面にも挑戦したい
─個人的な目標はありますか?
現在は、標準仕様の一般的なロータリーバルブの図面を書いているので、ゆくゆくは特殊な仕様なものも任せてもらえるようになれたらと思っています。ロータリーバルブ以外にも違う機器もあるので、そこにも挑戦したいです。
あとは、今所属している機械設計部からエンジニアリング部に戻ることも考えられるため、エンジニアリング部では、お客様の現場でテストや試運転などを一人でもこなせるように、一人前になっていけたらと思っています。
─S.Yさんから見て、どんな方がアイシン産業に合うと思いますか?
常に疑問を持ち、行動に移せる方、ある程度上手にコミュニケーションを取れる方が向いていると思います。