さらに内容の濃い手配に挑戦したい。製造管理課メンバーのChallenge Story
皆さんこんにちは。「『粉』を操る技術でお役に立ちたい」という気持ちから1972年に創業し、粉に関わるすべてのお客様のために、最適な粉粒体ハンドリング機器・装置・設備を提供しているアイシン産業株式会社の広報担当です。
現在、アイシン産業では一緒に働く仲間を募集しています!
そこで今回は、アイシン産業で働くメンバーが、日々どのように働き、どんなチャレンジをしているのかをお伝えしていきます。
■多くを学べそうな環境に魅力を感じ入社へ
─早速ですが、自己紹介をお願いします。
製造部の製造管理課で働いています。アイシン産業に転職してきてから4年半になります。
─アイシン産業へ入社する以前も製造業に携わっていたのでしょうか?
はい、同じような仕事をしていました。
板金屋で働いていたのですが、お客様より注文を受け、部品の図面をCAD、CAMソフトで描き、機械にプログラムを転送し、材料を切り出し、次の工程へ流します。表面処理や社内でできない加工は協力会社へ依頼、出来上がった物を納品しに行くという一連の流れを担当していました。
─そこからどういった流れで転職を?
前職で上司と折り合いがつかなかったことから、転職を決意しました。その際に求人サイトでアイシン産業を見て、仕事内容が似ているなと感じ、今まで下請け業者だった所からメーカーとして働けたらと思い、面接を受けることにしました。
─アイシン産業に対して魅力を感じた部分はどこだったのでしょう?
面接の際に工場見学をしたのですが、たくさんの部品をそれぞれの機械担当者が加工していて、最終的に組み立てられた製品が出荷待機していました。この状況を目にしたときに、前職では子部品の状態で完成品としていたのですが、すべての部品を組み合わせた製品が完成品だったので、この一員として携われる環境に魅力を感じました。
また、社内に様々な種類の機械があるので、いろいろと勉強が出来るかなと思ったことも魅力に感じたひとつです。たとえ製造管理課が合わなくても、異動の選択肢がありそうだと思いました。
■製造工程が滞りなく進むよう、手配や製作指示、外部への依頼などを担当
─具体的にはどういった業務を担当しているのでしょうか?
ざっくり言うと、製造工程の管理を行っています。
製品を製作するに当たっての材料の手配や、製作指示、あとは外部にも協力会社さんがいるのですが、そこへの製作依頼などが主な業務です。そして、組み立てに使う部品の手配や、お客様からメンテナンスなどで使うパーツのみの依頼も届くので、その出荷対応なども行っています。
─やりがいを感じるのはどんな瞬間でしょうか?
メンテナンスで機器を返却していただくことがあるのですが、私が入社するかなり前の製品が今でも現役で活躍しているんですね。お客様から新たに注文いただいた製品が、何もないところから形になっていく様子を見ることができて、それが今後も長く活躍するのかと考えると、やりがいに繋がっていると思います。
─反対に、大変だと感じる部分はありますか?
お客様によって仕様が異なるので、その都度部品も違います。それを間違わずに手配しなければならないのは大変ですね。でも毎回新鮮ではあります。
古い部品のパターンもありますし、普段あまり使わない物をお客様から指定で依頼されたりなど、「こんな部品があったのか!」と思うことがまだまだあります
─働く上で大切にしていることや意識していることはありますか?
製品を出荷するに至るまで、躓くことなく各工程を進められるように気をつけています。部品手配の際に手配漏れや材質間違いが起こると、出荷に間に合わなくなってしまう可能性もあるので、そこには細心の注意を払っています。
また、納期のかかる部品に関してはあらかじめ事前にピックアップをして手配をしておくなど、漏れのないよう仕事を進めるようにしています。
以前、忙しさから確認が甘くなってしまい、数量間違いを引き起こしてしまったことがありました。それがきっかけで、今は、重要な部分は指をさしながら確認し、手配をするようにしています。
■経験のなかった塗装にもチャレンジ
─現在一緒に働いているチームについてはいかがでしょうか?
所属する製造管理課には4名在籍しています。
我々の元に届く製作指示書と図面を基に部品を手配し、工程管理の登録、社内の工程調整、協力会社への加工依頼と納期交渉、電動工具を使った簡単な加工、入荷品の受け入れチェックなどをしています。
─チームとして何かチャレンジしていることはありますか?
チームとしては、コスト削減を意識しながら手配や行動をするようにしています。同じ分野の協力会社さんでも、金額や納期などの優先順位に応じて、どこに割り振るかを決めるのが基本です。
─チームでトラブルを回避したなど、チャレンジングだった出来事はありますか?
普段は、距離の遠い協力会社さんには部品等を発送することがほとんどなのですが、少しでも早く加工して貰えるように自社のトラックに乗せて、直接持っていって加工をして貰い、終わり次第に引き取りに行ったことがありました。
チームで何とかして納期に間に合わせられるように行動したのは、とてもチャレンジングだったと思います。
─個人としてチャレンジしたことはありますか?
先ほど、お客様に対して製品ではなく部品のみを出荷することがあるとお伝えしましたが、その部品の中で塗装をしなければいけない物がありました。普段、製造管理課はあまり塗装をしないのですが、担当の課が忙しすぎて、自分で塗装作業をしたのはチャレンジでした。
─元々、塗装の経験はあったのですか?
ほとんどない状態でした。その課の方に説明を受けながら「やってみます」と。
緊張しましたが、とても良い経験でした。皆さん簡単そうに塗るのですが、自分でやってみると塗りムラが発生してしまって…。実はとても難しいんですよね。そのチャレンジ以降は、余程難しくない塗装であれば、なるべく自分でやるようにしています。
─どういう方がアイシン産業に合うと思いますか?
分からないことはどんどん聞いて学べる環境ですので、弊社の経営方針の行動指針にある「こまめに報告し、相談する」「よく勉強し、自分の質を高める」とか、他の行動指針も含めて共感できる方が合うと思います。
■さらにレベルの高い“手配”に挑戦したい
─今後、新たにチャレンジしたいことはありますか?
現在は部品手配の中でもそれほど難しくない作業を担当しているので、さらに内容の濃い手配を出来るように今後チャレンジしていきたいです。
─“内容の濃い”というのは…?
図面を見て「この製品を作るには、こういった部材を頼まなくてはいけないな」と製品を単品にバラして考えなくてはなりません。例えば、指定されたこの寸通りに手配するのではなく、“加工代(シロ)”を考えて発注しなければならないなど、図面から考えなくてはならないわけです。現在はその加工代を考慮しない部品の物を手配しているので…。
今後は、そういったレベルアップした手配に挑戦していきたいと思っています。