
さらなる販路拡大を目指し進んでいきたい|海外拠点で働く社員インタビュー
皆さんこんにちは。「『粉』を操る技術でお役に立ちたい」という気持ちから1972年に創業し、粉に関わるすべてのお客様のために、最適な粉粒体ハンドリング機器・装置・設備を提供しているアイシン産業株式会社の広報担当です。
現在、アイシン産業では一緒に働く仲間を募集しています!
今回は、AISHIN INDUSTRIAL (THAILAND) CO., LTD.でManaging Directorとして活躍する遠藤に、海外拠点での仕事についてや駐在のメリット・デメリット、今後の展望について話してもらいました。
■九州、大阪転勤を経てタイ駐在へ

─自己紹介をお願いします!
宮城県気仙沼出身で、焼肉チェーン店からキャリアをスタートしました。数社での経験を経て、建設業界で働いたのち、30歳でアイシン産業に転職。今年で勤続25年目を迎えます。
─アイシン産業ではどういった業務に携わってきたのでしょう?
入社当時は、工場勤務でロータリーバルブの組立課に所属していました。3年後に営業部に異動となり、そこから22年ほどになります。その間、2007年から九州営業所に2年半、2010年から2021年まで大阪営業所への転勤を経て、現在はタイに駐在しています。
─海外駐在を決断した理由は何だったのでしょうか?
決断の背景には、社内の推薦と自身の好奇心とがありました。
ただ、前任者の帰国については聞いていましたが、大阪営業所でリーダーを務めていたのでまさか自分が選ばれるとは思っておりませんでした。ですが、人選に苦戦していることは耳にしていたので、打診された際には迷わず行く決断をしました。
大きく環境が変わることへの不安はありましたが、どんなことがあるだろう、どんな生活が待っているだろうという好奇心でいっぱいでした。
当時、子供たち2人は簡単に会えなくなることにショックを受けていましたが、今は私の健康面などを心配しつつ応援してくれています。
■ASEAN地区含めての販売を担当

─遠藤さんが駐在するタイ拠点の役割と具体的な業務内容について教えてください。
当初は、タイ国内の日系企業へ粉体供給機器を販売する位置づけでした。ただ、日系のお客様だけでは経営が難しく、現状はローカル企業を含めASEAN地区含めての販売となっております。
私は、総務関連や、キャッシュフロー、方針決定などの経営全般、見積もり内容の精査や売り上げ管理といった営業部管理、製造や購買関係などの製造部管理を担当しています。
─仕事のやりがいと苦労について教えてください。
製造側の管理も兼務するようになった際、当初はクオリティに関する部分でスタッフとの温度差を感じ、どのように意識向上しようかと悩みました。
個人的なミスを認めたがらない風潮があり、個人の責任を問うのではなくチームとしてフォローし合う環境を作ることに苦労した記憶があります。現在は、不具合が生じた際には製造リーダーがスタッフ全員に報告、指導してくれており、意識が向上しつつあると実感しています。
また、営業面では、日本と同じ取り組みではなかなか成果が出ないと感じることもありますが、次はどんなアプローチができるだろうかと日々模索中です。三振ばかりですが、時にはヒットも出ます。受注という目標をクリアしたときのうれしさはひとしおですね。
■感じた海外駐在のメリット・デメリット


─海外駐在のメリット、デメリットについてはどう感じていますか?
改めて日本の良さに気づけることはメリットだと思います。また、海外に出ることで発想や意識の違いを感じ、刺激を受けています。一方、日本人はどちらかというと控えめな性格の方が多いので、物怖じしてしまうことがあるのはデメリットかなと思います。
──タイ駐在のメリット、デメリットはありますか?
自分が正しいと考えていたことが通じないことがあります。スピード感や考え方の違いに戸惑う瞬間もありますが、タイは諸外国と比較して日系企業が多いので、タイでのビジネスはやりやすいと思います。
タイのビジネスマンは、日本人の真面目さやスマートな仕事に対する姿勢を理解し、向き合ってくれている印象です。
タイでもロータリーバルブ生産ナンバーワン企業に

──タイ拠点における今後の目標を教えてください。
拠点設立から6年が経過し、タイ国内外で徐々に認知され始め、ローカル企業様からの問い合わせが増えてきました。また、取扱商品も増えてきており、きめ細かな提案もできるようになりました。これは充実したサービスの提供を心がけてきた成果だと感じています。
今後はさらに認知度向上に向けて活動し、日本と同じようにロータリーバルブ生産ナンバーワン企業を目指していきたいです。
──遠藤さん自身の今後の展望はありますか?
まずはタイ国内でアイシン産業が企業として成長できるよう、リーダーシップを取って走っていきたいです。そして、日本へ帰任した際には、タイでの経験を活かし奥行きのある提案ができる営業を行えたらと思います。また、若手の育成もできるよう、今はここで経験を積んでいきたいと思っています。
──最後に、求職者の方へのメッセージをお願いします。
現在、アイシン産業は3カ国に拠点があり、タイはASEAN諸国への販売における重要なハブとも言える場所になっています。ここからさらなる販路拡大を目指し進んでいく予定ですが、そのためには若い皆さんの力が大きな原動力になります。
最初は誰もが未経験です。一歩踏み出す行動によって必ず動き出すでしょう。私たちはあなたの踏み出す一歩を待っています。一緒に大きな成果を分かち合いましょう!