
アイシン産業の口コミ【働き方編】残業時間や有給休暇の取りやすさは?繁忙期はいつ?社員50名に聞いた”リアル”を公開
皆さんこんにちは。「『粉』を操る技術でお役に立ちたい」という気持ちから1972年に創業し、粉に関わるすべてのお客様のために、最適な粉粒体ハンドリング機器・装置・設備を提供しているアイシン産業株式会社の広報担当です。
現在、アイシン産業では一緒に働く仲間を募集しています!
今回は、アイシン産業で活躍する50人の社員に対し、働き方に関するアンケート調査を行いました。現場社員のリアルな声をDX推進部高橋と一緒に確認していきましょう。
■月の平均残業時間はどのくらいですか?

■現在の残業時間に対してどのように感じていますか?

残業時間は多く感じる人と少なく感じる人が同じくらいという結果になりました。
継続的な事業成長中で、採用と定着は進んでいますが、特定の技術者に業務が集中する傾向があります。
参考記事:https://career-aishin-sangyo.jp/article/2024-review
実際の社員からのコメントも見てみましょう。
社員の口コミを紹介
- ・残業時間の限度ができたので帰りやすくなりました。
- ・組織的に残業を監視し抑制を促す行動をしてくれてると感じます。
- ・残業を減らす為の業務の効率化(ペーパーレスや手続きの簡易化)の為のシステム化は積極的に進めて欲しいです。ごく一部の昔ながらのやり方に拘りたいという意見に合わせるべきではないと思います。
Q.人事担当に質問!
──残業時間はここ数年(もしくは10年間程度)でどう変化しましたか?
ここ数年の全社員の平均を見ますと、大体一人当たり月20時間前後で大きく変わっていないですが、10年前くらいと比べますと、全体として減ってきている印象はあります。
社員の意識が変わってきたことと、DXを活用した業務の効率化も奏功したのではないかと思います。
──残業時間削減のために実施した/している取り組みがあれば教えてください。
安全衛生委員会で毎月全社員の残業時間を共有し必要に応じて注意喚起するとともに、管理職にもフィードバックするようにしています。また、グループウェアのポータル画面で各自がその月の残業時間の集計データをリアルタイムで確認できるようにしたり、工場の掲示用モニターでも各自の残業状況がわかるようにするなど、見える化も進めています。
■忙しい時期とそうでない時期の残業の差はどのくらいありますか?

お客様の繁忙期や商品開発の時期に合わせて、社内も忙しくなります。
部署によっては差がなく仕事量が安定していますが、製造部や機械設計部などでは繁忙期は頑張りどころのようです。
社員の口コミを紹介
- ・申請すれば変則勤務が可能なので、柔軟に勤務時間が変更できるのが良いです。
- ・承認されればリモートワークも可能なので、無理なく仕事と向き合えます。また相談しやすい環境というのがとても良いです。
- ・繫忙期と閑散期の業務量の差があります。
- ・一部の人が多く残業していると感じるので少なくとも部署内での差は無くなるように改善出来たらと思います。
Q.人事担当に質問!
──繁忙期はいつ頃で、どのような要因で残業時間が増加するのでしょうか?
やはりメーカーですので、お客様への製品の納期が集まる時期が繁忙期になることが多いです。長めのお休みの際に工場をストップして機器の据付工事をされるお客様が比較的多いので、GWやお盆、年末の休業日前に製品を納期どおりに出荷するために、設計・製造・品質管理などの各部署が残業をして対応することになります。
──変則勤務やリモート勤務の仕組みや実際の利用状況について教えてください。
社員に特別の事情があって始業・終業時刻の変更や在宅勤務を希望する場合、変則勤務を申請することで状況に合わせた働き方ができるようにしています。スタートした最初の期では、1年間に申請があった数としては、延べ全体の2人に1人くらいでしたが、その次の期(前期)では3人に2人くらいが利用している状況です。
■自身の業務量についてどう感じていますか?

仕事量に関しては、半分程度の方が多く感じているようです。会社として、できる人には頼ってしまう状況。DX化や効率化で解消しつつ、増員して適切な割合を増やしていきたいです。
社員の口コミを紹介
- ・チーム内で連携が取れていて、相談もしやすい環境です。
- ・上司や先輩がマンツーマンで指導してくれます。
- ・仕事に専門性があり、代わりがいなかったり、育てるべき後継者もいないと感じます
- ・閑散期になると極端に作業量が減ります。
Q.人事担当に質問!
──業務量の測定・管理は現在どのように行なっていますか?
部署によっては、それぞれの作業工数を管理しているため、業務量の多寡を把握しやすくなっています。そうでない場合は、日報での成果物の確認や(ほぼ)毎月実施している1on1ミーティングのときに対面で業務状況を確認したりしています。
──専門性が高い業務の習得に対する会社の取り組みを教えてください。
本業の粉体に関することであれば、加入している業界団体が主催する専門性の高い講習を受けたり分科会に参加してもらうことが多いです。それ以外にも、業務に関連するものであれば、各種教育機関の専門講座を受講することも促していますし(掲示板で案内)、対象となる適切なテーマがあれば、就業時間中にeラーニングを利用して学習してもらったりしています。
■有給休暇はどれくらい取れていますか?

有給休暇は8割近い人が希望通り取れているようです。反対に繁忙期などでは、有給休暇を取る際に周りのサポートがしきれないこともあるようで、前述の繁忙期に業務量が増える方は、調整してもらえると嬉しい、、というのが本音です。(今後さらに取り組みます!)
社員の口コミを紹介
- ・有給休暇を取る際に周囲がフォローする体制が整っているように思います。
- ・有給休暇取得奨励日があり、有給休暇を取りやすくしてくれていると感じます。
- ・ワンオペだったので丸1日の有給休暇が何年も取れていなかったです。
- ・有給休暇を取得しても その日の分の仕事が自分にずれ込むだけなので次の日に負担があります。
Q.人事担当に質問!
──有給休暇取得がしやすいという声が多くありますが、取得促進の取り組みやそれによる有給休暇取得率の変化を教えていただけますか?
取得しやすくするように、『有給休暇取得奨励日』を設けるようにしています。前々期で年に3回、前期では年に5回、GWその他で休日・祝日が飛び石になったときの間の平日に設定することが多いですが、できるだけ連続でお休みしてリフレッシュしてもらおうと考えてスタートしました。法改正もあって年5日の有給休暇取得も義務付けられましたので、それも含めて取得率は上がってきていると思います。
──製造部の課題として、生産計画や人員体制の関係で有給休暇取得が困難になることがあると思いますが、どのような対策を講じていますか?
最近では有給休暇取得が難しいという状況はあまりないと思います。仮にそうなった場合、業務の状況を見て交代で休んだり、他部署から一部サポートしてもらったり、現場ごとに上手く調整してやってもらっていると思います。
──有給休暇以外の特別休暇制度(リフレッシュ休暇、アニバーサリー休暇など)の導入検討などがあれば教えて下さい。
他社で取り入れられている勤続年数に応じてまとまった日数の特別休暇を付与するようなことは検討してもいいと思いますが、忙しいのに無理やり休まされたといったことがないように工夫して制度化する必要があると思います。それから、特定の人だけではなく全員が納得して喜んで取得できるような不公平感のない制度で、気の利いたものを考えて導入したいです。
■プライベートとの両立はできていますか?

プライベートとの両立はできている人が多いのが現状です。アイシン産業の未来への挑戦では人に対する挑戦もしています。仕事もプライベートも両取りできるような、長く働ける会社を目指しています。
社員の口コミを紹介
- ・プライベートの活動を尊重しあえる環境なのでワークライフバランスに充実感があります。
- ・業務が残っているにもかかわらず、強制的に残業なしで退社させる場合、退社後も残った業務の意識が抜けないため休息にはならず、逆効果になる可能性があると思っています。
- ・フレックスやリモートを取り入れてより柔軟な働き方になったら嬉しいです。
Q.人事担当に質問!
──社員がプライベートとの両立を困難に感じる主な要因は何だと分析していますか?残業時間以外の要因もありますか?
残業が多くてもプライベートを充実させることができている人もいると思うので一概には言えませんが、やはりワークとライフのバランスが一番大きな要因だと思います。そのためにも、できる限り決められた就業時間内に納得できる結果が出せるよう集中して仕事に取組み、難しいときには周りとサポートし合えるような環境であれば、日々充実した気持ちで仕事を終えることができ、プライベートも満喫できるのではないかと思います。
──子育て世代や介護を抱える社員に対して、プライベートとの両立を支援する特別な配慮や制度はありますか?
変則勤務制度は、子供の送り迎えや看病、家族の介護や看護が必要なときに利用されることが多いので、対象となる社員をサポートできていると思います。今後は、より社員一人ひとりに合った多様な働き方が選択できるような仕組みをつくっていきたいと考えています。
──フレックスタイム制や時短勤務など、柔軟な働き方の導入状況とその効果はいかがですか?
申請すれば1日単位で変則勤務できるようにしているので、様々な事情に合わせて上手く活用でき効果はあると思います。より柔軟で働きやすい仕組みを模索中ですが、勤怠管理の煩雑化や部署間の不公平感など様々な検討課題があり、まだ導入までは至っていない状況です。
──プライベートの時間確保のために、業務効率化や働き方改革でどのような取り組みを行っていますか?
過去にこだわらず仕事をシンプルにしていくこともありますが、やはりDXの活用が業務効率化を大きく牽引していると思います。各部署の業務をアプリで処理できるようにしたり、会計や給与計算、精算のシステムなどを導入したりすることで、時間や手間を減らすことができています。あと、工場にも最新の工作機械を導入し、機械に任せて効率良く処理してもらい、人が早く帰れるようにするための省人化も一部進めています。
■会社は残業を減らす努力をしていると思いますか?

口コミをみていると、会社としての方針と部署ごとでの取り組みで、色々な試行錯誤があるようです。人員不足などは、どんどん採用して解決に向けて動いていきます。
社員の口コミを紹介
- ・法令遵守が出来てきていて良いです。
- ・有給休暇を取る際に周囲がフォローする体制が整っているように思えます。
- ・残業削減対策が部署任せになっている気がし、もともと、仕事量が多い部署は削減するのに苦労します。
Q.人事担当に質問!
──部署や社員からの残業削減に関する提案はどのように回収していますか?
残業が必要なときは当然ありますし、強制的に残業をゼロにすることは難しいです。ですが、残業が多いためにワークライフバランスや健康を損なわないように、業務の効率化・平準化を意識して仕事に取り組んでほしいと思っています。
我々としては、部門長会議から上がってきた課題を解決するための制度化を支援したり、社員からの意見をヒアリングできる環境を整えられるよう1 on 1 ミーティングを取り入れるなど、業務環境を整備してきました。今後もさらに魅力ある職場づくりに向けて働く環境の改善を継続していく所存です。
まとめ 〜“働きやすさ”は、今まさに進化中〜
今回の調査では、多くの社員が「残業は適切」と感じていることが分かりました。また、有給休暇取得についても約8割が「希望通りに取得できている」と回答。これらは、会社全体で「働きやすさ」を追求する姿勢が確実に実を結んでいる証です。
一方で、業務量の偏りや専門性の高い業務の継承といった課題も浮かび上がりました。アイシン産業は、こうした“声”に正面から向き合い、DXや業務効率化を推進しながら、誰もが安心して働ける環境づくりに取り組んでいます。
「人にやさしい会社でありたい」──その想いのもと、私たちはこれからも社員一人ひとりと対話を重ね、より良い働き方を追求し続けます。